ビジネスイップス
イップスは心理的なことが原因で体が思うように動かなくようなコト。
よく耳にするのは野球のイップス。
野球で送球イップスになると、投げることが怖くなり、投げられなくなってしまうこともある。
仕事でも、イップスになることがある。
自分が思い描いていたアウトプットが出ないことが続き、ネガティブ思考に陥り、
何やっても上手くいかないんじゃないかと、あきらめの気持ちに取り込まれそうになる。
ここで自分だけの問題で終わればよいのだが、仕事イップスにはもう一つの闇がある。
例えば、たまたま自分が偉い立場にいたりすると、
イップスの原因を部下になすりつけたりもする。
「なすりつける」というとメチャクチャ悪事のある行為に見えるが、
実際には「現場に任せる」という懐の大きさを演出をやったりする。
それに慣れてしまうと、自分で投げずに、第三者に投げさせて、
安全なところから賢そうな解説を繰り広げることを繰り返すようになる。
自分で投げないビジネスパーソンの存在が、コロナで浮き彫りになり、
各方面の現場の最前線で奮闘している人達から不満の声を聞く機会が増えた気がする。
誰でも心の中では、自分で投げない人にはなりたくないが、
必然的に自己防衛でそうなってしまうんだと思う。
ビジネスイップスは、誰にでも必ず起こる現象だと思う。
思い描いていたアウトプットを出し続けられる人は稀有なので。
なので、油断すると、あきらめの気持ちに取り込まれる。
でも、自分の評価は下げたくないので、仕方なく「投げない」選択肢を選ぶと思う。
個人的には仕事イップスは克服するものではなく、
上手く付き合うものだと思っていている。
いまのところ、下記のようなことを心がけて上手く付き合うようにしている。
・暴投を恐れず投げる。
・暴投のカバーは誰かがやってくれるけど、投げないと試合に出れなくなる
・言い訳を排除してイップスと付き合う勇気を持つ
・「これやったから大丈夫」というルーティンを続ける
・ルーティンは時々見直す
とにかく投げ続けよう